一人旅、金沢編

前回投稿した通りの事情で急遽することにした金沢観光。時間としては4時間ほどしか空いてなかったが、金沢は割と観光スポットがまとまっていて周りやすかった。

 

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(印象的な金沢駅の鼓門)


まず初めに行ったのは金沢21世紀美術館

金沢駅からバスが何本か出ており、有名観光地を周回するバスもあるので便利。21世紀美術館へはバスで約10分程で、下車して横断歩道を渡ればすぐに見えてくる。いくつか野外展示物もあるので見つけやすい。建物は白を基調としていて更にガラス張りなので、自然光が館内に入り癒しの空間になっている。

ここの美術館といえばスイミングプールという展示が有名。これは予約しなければ見ることができない。予約方法はWebサイトからできるのでそちらをお勧めするが、当日でも開館時にチケット売り場の横の発券機で当日分の予約が可能。ただ早くしなければ予約が取れない場合もあるので注意が必要。

 

 

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(有名なスイミングプールの展示、この展示は撮影が許可されている。他の展示に関しては係の人に聞いてみる必要がある。)


ちなみにスイミングプールを見学するのに別料金はかからないが、他の展覧会チケットがあることが条件。困った場合は美術館の方に尋ねてください。

 


続いて美術館の後に向かったのは兼六園。何と美術館から道路を挟んで向かいに位置する。兼六園にはいくつか出入り口があるのだが美術館からアクセスするなら真弓坂口が近い。入ってすぐの受付で入場料を払う。

 

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(兼六園、真弓坂口)

 

先に進むと、庭で作られた様々な情景を目にすることができる。

兼六園の名前の由来は、入場券の裏面にも書かれていたが、本来相反する6つの景色(これらは優れた景観であることから六勝と呼ばれている)が兼ね備えてられているためその名が付いた。

その6つとは、「宏大」と「幽邃」、「人力」と「蒼古」、「水泉」と「眺望」である。園内は広く色々な景色があるため、自分なりの六勝を探してみても面白い。


兼六園を出て、僅かだが金沢観光を楽しんだので金沢駅に戻ることにした。帰りはバスではなく徒歩で移動することにした。兼六園金沢駅の間は歩いて20〜30分なので体力のある方は歩いてみてもいいかもしれない。

歩いてみると道の途中に珍しいハイカラな神社があったり近江町市場があったりするので寄り道すると面白そうだ。(自分も時間に余裕があれば寄りたかった…)

 

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(途中で発見したおしゃれな神社)

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(日本海の海鮮を味わえる近江町市場)


こうして束の間の金沢旅を終えた。


最後に今回食べた金箔ソフトを載せておく。

 

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(金箔を初めて食べた。金属らしい味は感じないが、膜を食べている感じだった。)

波乱だった福井旅

実は先に投稿した福井旅行はトラブルなく終えたわけではなかった。福井から帰る際、大雨の影響でJRが止まってしまって日帰りでは済まなくなってしまった。

(ちなみに旅行からすぐブログを投稿できていないので投稿日の出来事ではない…)

 


予兆として、恐竜博物館へ行く時にはすでに雨が降っており、えちぜん鉄道のそばを流れる川はかなり危険な様子だった。

 

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(木の幹まで川の水が浸かっていた)


福井でひと通り周った後、いざ帰ろうとJRの改札に向かったら近江塩津から途中の福井そして金沢まで電車が止まってしまい、福井から移動ができなくなった。運良くこの日はホテルに泊まることができた。

翌日、夕方までには線路の点検等のため福井から近江塩津までの区間の運行再開が見込まれていたが、なんと線路上に流された車が横たわっているとのことで4、5日先まで運休となってしまった。(持っているお金も多くないしこの時の私は相当焦っていた。)

福井からの高速バスを調べるも満席で、この日も福井から出ることができなかったが、金沢発の高速バスを何とか取ることができた。(ちょっと希望が見えてきた!)

翌日にようやく福井から金沢間が再開し、ここでようやく福井から脱出できた。

この高速バスに乗るまでの時間を活用して、サクッと金沢観光しようと考えたのである。


(次回の金沢旅へ続く)

一人旅、福井編

この夏に初めてJRの青春18切符を手に入れ、この切符はJRの普通•快速電車の一日乗車券なのだが、早速この切符を使って福井に訪れてみた。


行きはJR奈良から京都、近江今津を経由して4時間程かけて福井に。日帰りを計画しているので奈良からは始発の5:10の電車に乗った。(めっちゃ眠たかった…)

 


福井に着いてまず向かったのは福井県恐竜博物館。

福井駅からえちぜん鉄道勝山市内バスを利用したのだが、これらと恐竜博物館入場券がセットになったチケットがあり、お得になる。チケットはえちぜん鉄道の窓口で購入できるが、コロナの関係で博物館の事前予約を確認できないと買えないので注意。

えちぜん鉄道に乗る際は福井鉄道と間違えないようにする。


えちぜん鉄道福井駅は木製で暖かい印象の建物。乗車すると添乗員の方が乗客に挨拶して回ってくれる。

 

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(えちぜん鉄道の写真)


えちぜん鉄道福井駅から勝山駅まで乗った後、そこから直通バスで恐竜博物館へ向かう。


そして福井県立恐竜博物館。

館内に入ると長いエスカレーターがあり、それを下るとなんと動く恐竜がお出迎え。

大きな恐竜の骨には迫力があってまるでテーマパークの様だった。とにかくこんなにワクワクすることにビックリ。

 

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(この恐竜がお出迎えしてくれた)


展示がある他にもミュージアムショップやレストランが充実しており、お土産を買えるし1日中いることができる。

 

恐竜博物館を後にして福井駅まで戻った後、次は駅からすぐの福井市自然史博物館分館、通称セーレンプラネットに訪れた。

建物からもプラネタリウムのドームがわかるので見つけやすい。

ここは主にプラネタリウムと天文(天文の中でも地球や惑星について)の展示があり、内容としてはどちらも小学生でも楽しめるくらい。

プラネタリウムは割と一般的な水平型ドームと扇状の座席。そこまで大きくないので時々学芸員さんがお客さんのリアクションを拾ってくれる、アットホームな感じ。

プラネタリウムは上映時間が決まっているが、もし福井観光で時間が余った時には駅から近いので寄ってみてもいいかもしれない。

 

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(ドームがすぐわかる)


最後に福井名物の越前そばとソースカツ丼を食べてこの旅を締めます。

 

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(福井名物をセットで食べれられて満足)

明石編

だんだん暖かくなって冬の装備が軽くなってきた頃、友人と兵庫の明石へ行ってきた。

 

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(JR明石駅に降り立った、すぐ隣に山陽電車の駅もある。三ノ宮駅から新快速で約15分、料金は400円。)

 

明石には海が近くて海の幸が色々あり、近くの商店街に行くと旗が沢山垂れている。その雰囲気に気分が上がる。

 

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(写真では伝わらない商店街に垂れる旗の迫力がある。)

 

商店街には「明石焼き」ののぼりもあちこちにあった。ぶらぶら歩いてみると15個や10個で売っていて、店内で食べられるほか持ち帰りができるお店もある。明石に来たからには明石焼きを食べてみたいという私の願いを聞いてもらい、明石焼きのお店に入ることにした。

 

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(この日入ったのは“ギャラリーであい”というお店)

頼んだものは明石焼き15個。お店の人にこのお店流明石焼きのおすすめな食べ方を教えてもらった。

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まず最初はだし汁にネギを入れて、そこに明石焼きをつけて食べる。半分まで食べたら、写真の右上にコップ一杯の紅しょうがが映っているが、これを使い切るくらいだし汁に入れて味変をする。

もともと明石焼きが何かもわかっていなかったが、明石焼きはふわふわしていて美味しいと知ることができた。明石の地で食べることができて大満足。

 

商店街にはこういったお店以外にも魚介類を売っていて魚市場のようにもなってるので、ぜひ立ち寄ってみてください。

 

一人旅、宇治編③

源氏物語ミュージアムを去り、最後に楽しみにしていた抹茶グルメを食べて帰ろうとした。

 

やっぱり抹茶そばが食べてみたくてお店を探したのだが、16時を過ぎちょうどあちこちでラストオーダーの時間だったため運悪く食べ損ねてしまった。

せめてお土産でもいいからと、JR宇治駅の近くにあった伊藤久右衛門に入った。

 

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(お土産が買えるうえに店内奥には茶坊があったが、間に合わず機会を逃した)

 

そこで抹茶そばと抹茶カレーを購入。

 

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(帰宅後、白い背景を探して布団の上で撮影)

 

抹茶そばも抹茶カレーも緑色が出ていて見た目的にインパクトがあった。抹茶そばはそばとしての香りがあり、抹茶カレーもスパイスが効いていておいしいカレーだった。ぜひ次は宇治の地で抹茶グルメをリベンジしたい。

 

お土産を買っていざ帰ろうと思ったら、なんとパスケースを落としたことに気付き、帰るに帰れなくなってしまった。人生できっと初めて物を紛失した。歩いた道をたどり行ったお店や施設を周ったが見つからなかった。とりあえず帰るか…と思っていたら、一応連絡していた家族に遺失届を書くといいと教えてもらい、これまた人生できっと初めて交番にお世話になった。私の住んでいた近所には交番がなかったのでそんな発想はなかったが、落とし物をしたら交番に行くというのをここで学んだ。落とし物を見つけた場合は交番に届けるというのも。

どうやら落としたパスケースが届いているということで無事に見つかり、JRに乗って家へ帰ることができた。

 

色々あったが、観光ができグルメもありで充実した旅になった。また宇治に訪れたい。

 

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(ちょこちょこある源氏物語ゆかりの像と、背景に宇治川宇治橋の写真で締める)

 

一人旅、宇治編②

平等院鳳凰堂を後にし、どうやら宇治は源氏物語の舞台としても有名らしいということで、次に源氏物語ミュージアムを目指した。

平等院から源氏物語ミュージアムへ行くのには宇治川を越す必要がある。

 

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(宇治川は透き通った緑色の川で、鴨がのんびり泳いでいた。中洲にはピクニックをしている人もいて、のどかな気分になる。)

 

橋を渡るとたまたま目の前に宇治神社があったので、せっかくだからと参拝に寄った。

 

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(この先の階段を登り拝殿へ向かう)

 

この神社では菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)という神様が祀られており、その使いとして兎も有名だそう(兎のおみくじ買えばよかった…と後悔)。宇治神社のHPによると、菟道(うじ)から地名である宇治が派生したらしく、面白い。

 

参拝の後、宇治神社のちょっと横には福寿園宇治茶工房があり、お土産を買ったり飲食できるほか、一室が資料館として開放されておりお茶っ葉を作る工程を道具とともに展示してある。

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(庶民である私は福寿園の名をペットボトルのお茶でよく目にする)

 

色々と寄り道した挙句、少し迷いかけたが、5分程歩くと源氏物語ミュージアムの看板を見つけた。

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(源氏物語ミュージアムは入館料が大人600円)

 

ミュージアム内の展示は、平安の間、架け橋、宇治の間、映像展示室、物語の間に分かれている。

個人的に、平安の間が一番楽しかった。平安時代の宮中の様子を再現しており、人形が御簾を通して部屋の中を垣間見していたのだが、私もならって必死に御簾越しで垣間見してみた。

意外と見えるもんだな、覗く方も内側から見えているんじゃないか、と思ったのだが、御簾というのは便利なもんで、暗い方から明るい方を見るとまあまあ透けて、明るい方から暗い方を見ると光が錯乱して見えない。白い網戸と同じ作用。

なので夜に外から覗かれていても中からはわからない。こんな仕組みを利用して堂々垣間見をしていたらなかなかずる賢いと思った。面白い。

 

他にも源氏香の展示があり、実際に香りを嗅いで簡単な体験ができる。私はいまいちやり方がわからずただ香りを嗅ぐだけになってしまった…

 

こうして源氏物語ミュージアムを後にする。宇治の旅はいよいよ終盤…?

 

 

 

 

 

一人旅、宇治編①

初めて京都・奈良間をJRで行ったときに“宇治駅”というのを見かけて、宇治ってあの抹茶で有名な宇治のことなのかと思ったことがある。それをふと思い出し、この日の朝、宇治に行ってみることを決断した。

 

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(奈良から宇治へはJRを使って電車で約35分、510円)

 

宇治に行ったら抹茶スイーツや抹茶そばも気になるが、まず世界遺産で国宝かつ、10円玉のデザインにも使われている平等院鳳凰堂に行ってみたかった。

宇治駅から平等院鳳凰堂までは10分程歩く。途中にお茶を扱う店が並んでいて、抹茶のいい匂いに誘惑されながら向かう。

 

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(抹茶による誘惑の始まり。道中に抹茶ラーメンというものを見つけたが後回し)

 

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(平等院という文字を頼りに目的地を目指す)

 

平等院の入場券を買って門の奥に進むと、あの平等院鳳凰堂が見えてくる。中央にお堂があって両隣に広がっている。平成26年に外観を補修したそうで、綺麗な朱色が目を惹く。まずは正面へ行って記念に写真をパシャり。あまり歴史に疎くてもこれを目の前にすると、本物だ、と感嘆する。

 

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(平等院鳳凰堂は入場料大人600円、鳳凰堂内部拝観は300円)

 

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(鳳凰堂の屋根にいる金色に輝く2体の鳳凰、実は一万円札の鳳凰のモデルだと知り驚いた)

 

鳳凰堂の中も、平等院場内で鳳凰堂内部拝観の受付をすれば見学することができ、見学する時間が決まっているかつ受付から1時間後の案内になったりするので、これを希望する場合はまず受付を済ませておく。

 

1000年も前の文化財で保護を重要視されることが多い中、国宝の中に入ることができるだなんて貴重な経験を得た。堂内にはご立派な阿弥陀如来坐像がいらっしゃって、周囲には壁絵、雲中供養菩薩像といわれる雲に乗った26体の仏様が拝める。外見だけでなく内見もご立派。

 

鳳凰堂以外にも鳳翔堂と呼ばれる建物の中にミュージアムがある。そこでは残りの雲中供養菩薩像や鳳凰の像を間近で見ることができる。間近で見ると仏像の表情や持っている物がよく見え少し愛着が湧いてくる。終盤にはミュージアムショップがあり、平等院鳳凰堂オリジナルのグッズが並んでいた。

他にも、最勝院内では源頼政の墓が立てられていたり災難除け不動明王を拝むことができる。

 

平等院と言ったら反射的に鳳凰堂と言ってしまうが、見所が沢山あって興味深いので、宇治に行った際は寄ってみるのがおすすめ。

 

宇治の旅はまだ続く。