一人旅、宇治編①

初めて京都・奈良間をJRで行ったときに“宇治駅”というのを見かけて、宇治ってあの抹茶で有名な宇治のことなのかと思ったことがある。それをふと思い出し、この日の朝、宇治に行ってみることを決断した。

 

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(奈良から宇治へはJRを使って電車で約35分、510円)

 

宇治に行ったら抹茶スイーツや抹茶そばも気になるが、まず世界遺産で国宝かつ、10円玉のデザインにも使われている平等院鳳凰堂に行ってみたかった。

宇治駅から平等院鳳凰堂までは10分程歩く。途中にお茶を扱う店が並んでいて、抹茶のいい匂いに誘惑されながら向かう。

 

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(抹茶による誘惑の始まり。道中に抹茶ラーメンというものを見つけたが後回し)

 

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(平等院という文字を頼りに目的地を目指す)

 

平等院の入場券を買って門の奥に進むと、あの平等院鳳凰堂が見えてくる。中央にお堂があって両隣に広がっている。平成26年に外観を補修したそうで、綺麗な朱色が目を惹く。まずは正面へ行って記念に写真をパシャり。あまり歴史に疎くてもこれを目の前にすると、本物だ、と感嘆する。

 

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(平等院鳳凰堂は入場料大人600円、鳳凰堂内部拝観は300円)

 

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(鳳凰堂の屋根にいる金色に輝く2体の鳳凰、実は一万円札の鳳凰のモデルだと知り驚いた)

 

鳳凰堂の中も、平等院場内で鳳凰堂内部拝観の受付をすれば見学することができ、見学する時間が決まっているかつ受付から1時間後の案内になったりするので、これを希望する場合はまず受付を済ませておく。

 

1000年も前の文化財で保護を重要視されることが多い中、国宝の中に入ることができるだなんて貴重な経験を得た。堂内にはご立派な阿弥陀如来坐像がいらっしゃって、周囲には壁絵、雲中供養菩薩像といわれる雲に乗った26体の仏様が拝める。外見だけでなく内見もご立派。

 

鳳凰堂以外にも鳳翔堂と呼ばれる建物の中にミュージアムがある。そこでは残りの雲中供養菩薩像や鳳凰の像を間近で見ることができる。間近で見ると仏像の表情や持っている物がよく見え少し愛着が湧いてくる。終盤にはミュージアムショップがあり、平等院鳳凰堂オリジナルのグッズが並んでいた。

他にも、最勝院内では源頼政の墓が立てられていたり災難除け不動明王を拝むことができる。

 

平等院と言ったら反射的に鳳凰堂と言ってしまうが、見所が沢山あって興味深いので、宇治に行った際は寄ってみるのがおすすめ。

 

宇治の旅はまだ続く。